教祖様はキャスト
先日、現役モデル繋がりで、演技指導を生業としている方とお会いする機会があった。
その場にいたとある男性をスカウトしだした時は思わず苦笑してしまったのだが、
彼らの世界
(その事務所の周辺だけなのか、業界全体なのか私は知らないので。彼らの力関係も複雑であるようだし。)
ではそれをスカウトではなく、キャスト、キャスティングと呼ぶようで非常に面白いと思った。
おそらく教祖様達はキャスティングされているだけだろうと私はほんのり感じていて、
キラキラハッピー教祖様の場合は、情報商材、アムウェイあたりが、
心屋心理教教祖様はマスコミやテレビ業界が、
笑える教祖様はおそらく神ではない何かが、
彼らをキャストし、利用しているだけなのだろうと思っている。
本物の詐欺師や旨みを求めるもの達は絶対に表に出て来ないと私は考えている。
表に立たせるのは、口が達者で頭の回転が悪くはなく、自己顕示欲や承認欲求に突き動かされるコンプレックスの強い人々であろう。
彼らは非常に良く働いてくれるし、賞味期限間近になれば、あるいはまずいことになれば自ら墓穴を掘ってくれる。
こちらがわざわざ罠を仕掛けずとも、強すぎる自我や承認欲求で自滅してくれるのだから非常に使い勝手が良いのだ。
だからこそ私はキラキラハッピー教祖様に対してなんの感情も湧かない。
そして、キラキラハッピー教祖様の初期プロデューサーをアンチ、ヘイトする。
頭の回転が鈍く、他者への興味が薄く、人間性が希薄な癖に一端の詐欺師になろうとしているのが浅ましく、醜いから。
正直、初期キラキラハッピー教祖様が成功したのは彼ら初期プロデューサー達の腕前ではなく、単なるビギナーズラックだ。
情報の流通の形が変遷する過渡期において、マス型の流通の終焉にまだ気付かなかない情報弱者か、自ら考える事を放棄した人々が徒党を組んで鴨葱的に殺到してきたに過ぎない。
また、キラキラハッピー教祖様の最近の流行り言葉はオファーのようだが、
オファーの言葉の意味をちゃんとわかっているのかな?と不安に思った。
オファーとは、お金を払ってでもあなた方にお願いしたく思います、ぜひとも!ウチで!!的なニュアンスがあり
やってみませんか?や、
あなた方がなさる事を許可しますよ、や
使用を許可しますは、
それに含まれない。
それはオファーとは言わない。
キャストとオファーは違う。
単にキャスティングされただけならばせいぜい都合良く使い捨てられるだけだろう。
オファーは違う。その人でなければならない理由があるのだ。
少なくともキラキラハッピー教祖様界隈で、オファーされている人は一人もいないと思う。
皆、キャストされているだけ。結果をだせばオファーに繋がるかも知れないが、クオリティを見る限りはなかなか難しいだろうな、と思う。某脚本家の方を含めて。
オファーに必要なのは、勿論個性もあるだろうが、それ以前にこの人にだったら頼みたいな、と思わせるようなクオリティの高さや人間的な信頼感だと思う。
あの界隈にはそれが無いから、オファーが来ることはないだろうと思う。
まあ、流石にモデル、女優あたりの世界になると強烈な個性やカリスマ的な魅力などが必要になってくるようだが、
当たり前だが、皆様、人としての礼儀や他者への思いやりがしっかりしている。
そういった基本が出来ていない人間にオファーを持ちかけてくるのは漏れなく詐欺師かそれに近いグレーゾーンな何かだろう。
教祖様達のお金はどこに巻き上げられているのか考えるとドス暗い社会のエアーポケットに入りこみそうになる。
まあ、私のお金じゃ無いので好きにしたらいいと思う。
芸能関係の世界も随分と生存競争が激しいようだし、キラキラハッピー教祖様方もこれから随分大変になるだろうと思う。
集客型のイベントはそろそろ皆飽きてきているようだし、
行ったところで現実何にも変わりやしないと目が覚める信者様方も多そうだから、
新しいビジネスモデルを考えるなり、潔く引退してOLするなりなんなりすればいいと思う。
中身の無いものは淘汰されていく時流の中で使い捨てのキャスト達は何処へ流れつくのだろうか。
キャスティングした人々はやがて淘汰されるのだろうか。
私は温かく安全な場所からゆっくり眺めていたいと思う。