不登校のyoutuber考
あるyoutuberが話題になっている。
私はだいたいこんな風に思っている。
https://himahimakiku.hatenablog.com/entry/2018/12/30/101723
大人の中でしか遊ばなくてもいいとしか言わず
大人にしか訴えかけなくていいとしか言わない両親の元では
youtubeの規約年齢もわからないだろうし、自分の言葉で語れるだけの教養があるとは思えない。
そんな事の良し悪し、たかだか10歳じゃあわからないだろう。
これは完全に周りの大人が悪い。
実際に彼の動画を見て私は驚いた。
彼の知性を感じられなかったからだ。
彼の発する言葉は全て親からの受け売りだろう。
彼自身の言葉ではない事がよくわかる。
彼は他の平均的な10歳児に比べて随分幼いように私は感じた。
語彙は豊富かもしれないのだが、意志薄弱で親の言う事、周りの大人の語ることをそのまんま語ることしかできていないのだなあと思って見ていた。
まだ、言葉を覚えている段階のような感じだ。
だから私は彼自身を否定したり、諭したりは出来ないなあと思った。多分、まだ理解できないだろうから。
私が彼自身に言葉をかけるとしたらおそらくは、
お父さんお母さんの言うことが絶対に正しいという事はないんだよ。
最後は全部自分で決めて良いんだよ。
学校に行くのも行かないのもあなたが決めて良いのだけれども、学校に行ったらどんな楽しい事があるかな?とか、
逆に行かなかったらどんなふうに困るかな?って考えて、私におしえてくれるかな?
というかなあと思った。
多分偏った見方しか今の彼は出来ない教育を受けてきていて、その反対を考える練習自体をしていないだろうから。
小さな哲学者と呼ばれた不登校児は未だ己の意思があったように思うのだが、
今回の彼にはそれを感じられない。
多分、お父さんお母さんが大好きな素直で優しい子なのだと思う。
だから、親の語ることを盲目的に正しいと思ってしまうし、自分の価値観に会う人間だけが世界の全てだと思ってしまうのだろう。
義務教育のレールを外れてしまうと、なかなか戻るのは大変だし、必要の無い思いや手間がかかる事も多い。
体も心も健康で、なんの問題もないのならば、ちゃんと決められたことを決められたとおりにする練習や、同年代の人との交流の仕方や理不尽さを学んだら良いと思う。
彼自身は多分本当に子供なんだろう。
子宮教教祖様もそうだが、子供が安心して子供でいられない事はなんてかわいそうな事だろう。
この日本において、まだお金を稼ぐことを覚えなくても良いのに。
無限の可能性を手探りで才能という形にしていっていいのに。
友達とぶつかったり、手を繋いだりしながら自分という人間を形作っていいのに。
それら全部を親が取り上げてお金に変えてしまうのが恐ろしい。
youtubeなんて、やらなくていいのに。
下品で勢いだけのつまらない界隈言葉を狂ったように喋り続ける彼の動画を私は二度と見たくはない。
壊れたおしゃべりロボットみたいな心がない子供がこの日本にいるという事が悲しくて仕方ない。
こんなもの、コンテンツ化する価値もない。小さな子供に群がる大人は擁護するものも批判するものも、皆、恥を知れと思う。
子供がのびのびと子供でいられますように。