キラキラハッピー教祖様とお金と信者

キラキラハッピー教祖様の友人はどうやらネットワークビジネス界のカリスマと長いお付き合いのようだ。

https://archive.is/DqzAW

 

 

アメブロ引き寄せ界隈の皆様方がアムウェイの方のお誕生日会に勢ぞろいしているのは…。

https://archive.is/UPMx1

 

そう言うことなんだろうと勘ぐりたくなるが、真実はわからない。

 

 

私が何故この界隈が、問題であるかと考えているかというと、

 

 

引き寄せ界隈のビジネスモデルが余りに酷いからだ。

 

https://ken-horimoto.com/20181213191347 

 

これはサロンビジネスについての記事であるが、

 

アメスピ界隈と非常に類似していると思う。

 

 

「そう、何かが生み出されているかどうかはともかく、実際に顧客は満足している。

「無能で、何も生み出せない人間」が「何かを生み出す雰囲気」を味わって満足できるのだ。」

 

「換言すれば、理想と現実の隔たりをお金に変えるのがオンラインサロンと言えるだろう。

 

もしこのオンラインサロンがなければ、人は理想と現実の隔たりに苦しむ。

その苦しみを癒やしているのが、オンラインサロンなのである。

言うなれば、オンラインサロンが精神安定剤の役割を果たしているのだ。」

 

等、教祖様と信者の関係に置きかえることができると思った。

 

ただ、

「サロン運営者は、会員に大して満足感を提供する。「生み出す人間でありたい」という欲求を適度に満足させて、対価としてお金をもらう。

 
これは、立派なサービス業である。」

 

というのには賛同しかねるが。

本筋から外れるので、今は記さずにおく。

 

キラキラハッピー教祖様の何が問題なのかといえば、

「3日後日記」「引き寄せの法則

は本当!だって私が出来たから!!私が生き証人なの!

というところにある。

 

本来はビジネスモデルとしてのカラクリがあるにもかかわらず、それを恰もなかったかのようにして、私もみんなと同じだよ!あなたにもできるよ!と謀っているからだ。

 

彼女が引き寄せをした、その実績がこれ!と嘯いている事にある。

それはただのヤラセであり、誇大広告であり、嘘なのだから。

 

そして、それをもとに、「夢は叶う」し、「ワクワク」すればいいのだし、「宇宙」も「自分」も素晴らしいとの教義を伝えるからいけないのだ。

 

ディズニーランドの如く、

「これは魔法の国のファンタジーなんだよ!」

※だからハイパーインフレ価格で物を売るし、スーパーブラック企業だよ☆

 

と、正直に言えば良いのに。

 

仄暗い人間関係から、錯覚資産を作り出す教祖様の手腕は素晴らしいのだから、堂々とこう言ったエンターテイメントなのだと公表すれば良いのに。

 

子宮教しかり、キラキラハッピー教しかり、※これはフィクションです!

を一言追記すれば相当面白いエンターテイメントになり得ると思う。

 

私がジョークサイト記事として面白かったのはこちら↓

http://c-sakuranbou.hatenablog.com/entry/2016/06/08/201500

きちんと宣言しておられるのがまた笑いを誘う。

 

それを恰も、さも真実の如く語り

「私のいうとおりにすればあなたにもできる!」と言って、お金を稼ぐのがあの界隈である。

 

…子宮教やキラキラハッピー教に騙される信者は馬鹿だと思う。

 

しかし、信者の気持ちもわかる。

どうしようもない現実を前に逃げ出したくなる気持ちが、キラキラしいものに惹かれる気持ちが。

実際、私も片足をつけていたのだから、わからないわけがないのだ。

 

この問題を考えるとき私はこの作品を思いだす。

 

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592145364/tomako00-22/

 

f:id:himahimakiku:20181215114108p:image

 

通り魔事件の犯人の背景を追う物語で、犯人は孤独に健気に父親の介護をしている女性である。

 

孤独な女性がたった一人で、日々食い扶持を稼ぎ、食事を作り、糞尿の世話をする。父親は自らが矍鑠としていたときと同じように横暴に振る舞う。

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彼女はやがて空想と妄想の世界に逃げ込むようになる。現実と妄想の危うげなバランスの中で彼女は仕事と介護を両立し続けている。

 

彼女が現実を直視した時に惨劇が起こるのだが…。

 

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私の正義感は信者の心をこんな風に壊す行為なんじゃないだろうか。

と、煩悶する事もある。

 

信者一人一人の背景を私は知らない。

それを取り上げられてしまっては生きていけない人もいるだろう。

 

だからこそ、長く口を閉ざしてきたという面がある。

 

だが、この界隈で救われる人がいるのならば…夢を取り上げる事で生きていかれなくなる人がいるのならば…と、見て見ぬ振りをし続けてきた事を

 

今は非常に後悔している。

 

別に社会と乖離しようが、本人達の妄想の世界が社会や世間を乱したり、傷つけたりしない限り私はかりそめの楽園を取り上げて、わざわざ厳しい現実社会や世間に戻す必要 はないと思っている。

 

他人の幸福を取り上げる権利など私にはないのだから。

 

だが。

 

黙認し続けた事で、教祖や信者が暴走し、増長し、阿蘇壱岐の善良な人々の生活を乱し、侵し、傷つけはじめた。

 

無力で、教養を身につけるべき立場にある子供達の未来を平気で奪い、傷つけるようになった。

 

例え自らの子供であっても、子供の未来を奪うような事があってはならない。

 

やりたい事だけやらせる子育てなど、言語道断。

 

駄目なものは駄目なのだと、子供のうちに社会性を身につける事が出来なければ、その子はやがて無知で傍若無人なまま厳しい世間に放り込まれる事になるのだから。私は緩慢な虐待ではないかとすら、憤りを感じるのだが。

 

看過するに忍びない状況が積み重なってきた、というだんになって、はじめて私は自分の間違いに気づいた。

 

私は同情する相手を間違ったのだな、と。

 

信者一人一人に同情するべきではなかった。 

 

彼らに奪われた、奪われるであろう人々に同情すべきだったのだ、と。

 

教祖様はキナ臭い。

教祖様はネットワークビジネスの近くにいて、充分な知識がある。

教祖様が欲しているのは間違いなくあなたのお金だ。

 

そして、未来だ。

 

教祖様は、彼女達の教えはあなたを救わない。

教祖様はあなたを救わない。

教祖様はあなたに同情などしない。

教祖様はあなたに共感などしない。

 

あなたはただの金蔓で、あなたは都合のいい豚だ。

 

危うげなバランスでギリギリ持っているであろうあなたの健気な現実を根こそぎ奪うハイエナだ。

 

そう伝えれば、良かった。

それでも良いならご勝手に、と。

 

今はただ自分の間違いに心が痛む。