渋谷のクラブと若者考

渋谷のクラブ貸切イベントは、存外に安い。

 

http://www.jeekahns.com/floor

https://kaijyo.jp/club_camelot/

https://tk-shibuya.com/party/

 

一人当たり、フードドリンク付きでどんなに高くても4000円くらいだと思う。(平均2000円から3000円だと思う。)

 

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この10000円はどこから来ているんだろうか…。

ゲストを迎える費用だとすれば、もう少し知名度の高い方を呼べそうだよなあ、なんて。

 

まあ、信者様方がご自身のお金をどう使おうとご自由にすれば良いと思う。

 

ただ、渋谷界隈にお越しの際は若者たちから冷たい目で見られているとの自覚を持って頂きたい。あなた方は立派な大人なのだから。

 

よしんば、奇妙な格好や言動をすれば、クローズドな場のSNSで拡散されるリスクもあるとお忘れなく。

リテラシーの低いものは知らず知らずのうちに若者に陰で指を指して笑われる。

 

本人もあずかり知らぬところで拡散されている可能性があるいうことをお忘れなきように。

 

それから、渋谷界隈で騒ぎを起こさないように、お願いする。夜の渋谷は田舎者の方々が思っているほど、非常識な人間に甘くはない。比較的、常識的で安全な場所なので、奇妙な集団は浮くと思う。

 

しかし、集客イベント、よくやるよなあと思う。

 

センスがいかんせん古くさいお陰で前途ある若者達が嫌厭してくれているのが何よりだ。

 

イベントに芸能人ってのもなんだかなあ。ダサいな、と思う。

 

だからなんだろうか、最近吉本や中小芸能事務所に所属している芸能人がスピ界隈をうろついているのは。

 

単純に仕事が無いんだろう。

 

今の若者はインスタやYouTubetiktokで拡散力のあるインフルエンサーや、自らがフォローしているちょっと有名な人に会いたい、と思っても、

あの界隈の芸能人に会いたいとは思わないだろうから。

 

今の若者は自分の事はちょっとだけ好きで、意見や考えはちゃんと持っているけれども、

リテラシーが発達している分、周りから浮きすぎたり、批難される事を恐れている。

 

とてもセンシティブで、優しい、品の良い子達が多いと思う。

 

だから、あの界隈の妙にとんがった、ギラギラした、身の丈に合わない世界に居心地悪そうに居座り続ける芸能人が苦手なんだと思う。

 

あの界隈の芸能人と比較して、SNSで有名になっている人達は、自分らしく、自分の価値観をのびのび表現しているように見えるし、そう言ったリラックスした砕けた雰囲気も若者達に受けていると思う。

 

おかしな事には、おかしいといい、

良いものは良いと発信するし、

相互に対等な関係でフォロワーとやりとりをする。

 

勿論、面白い事は当然だ。

これが今支持されている人達なんだと思う。

 

身近で、対等で、ありのままのプリミティブな自然体の魅力があるように見える人々が好まれている。

 

ちょうど、スピ界隈をうろついている人達の正反対だよな、と思う。

 

芸能人なら、何年もコツコツと努力して実力をつけてきた人々や、不遇の時代も変わらず邁進し続けてきた人々を指示する。あとは意外と伝統芸能や、実力派を好むと思う。

 

何というか、ブランドではなく、それそのものの上質さや、本物を見極める目を今の若者達はこぞって磨き上げて続けていると思う。

 

だから、品の良いものや質の高いものにこだわる。でも、ブランドだと一目でわかりやすいものはダサい。ネームタグやロゴの入ったデザインをなるべくさける。

 

Queenの映画、ボヘミアンラプソディーが大ヒットしているのもまさに時代だなと思う。

 

Queenの音楽には、上質さや上品さ、クレバーでどこか伝統的な魅力があるから。

 

https://m.youtube.com/watch?v=jZt4JPoXiXA

 

→killer queen

 

あとは、スティングのこの曲なんかも、

今好まれそうだなと思う。

 

https://m.youtube.com/watch?v=d27gTrPPAyk

 

→ Englishman in  New York

 

静かで、上質で、中身のあるもの。

古くても新しくても、関係なく、深みのあるもの。

 

それから、日本への帰属意識

 

知識や情報はネットでいくらでも更新できるし、調べられるが、

同時代性というセンスはそれを作り上げる若者と実際に話したり触れたりしないとわからないと思う。

 

それは、「自分はもう若くはないし、同時代性というセンスを作り上げる世代でもない」という現実を受け入れなければできない事だから、

 

スピ界隈はいつまでたってもダサいんだろうと思う。

 

現実を受け入れてみれば、

 

自分達より若い世代がもっと自由に、もっと彼らの良さを存分に発揮できるような土台づくりをしよう、サポートにまわり、援護してやろう、さあ、存分に力を発揮してくれよ。

と素直に思えるはずだ。

 

少なくとも、私は今の若者達に可能性を感じているし、素直で、デリケートで物事を見極める眼を持った品の良い彼らが作り上げる世界を見てみたいなと思う。

 

だから、スピ界隈が、ちょっとだけ邪魔だなぁと思うし、煩わしいと思う。

 

彼らを育てるだろう、育てている、育ててきた人間が、

自分を客観視できず

若さにしがみつき、若者の邪魔をするということは随分と皮肉だなあと思う。

 

まあ。なんにせよ。今時、渋谷のクラブイベントではしゃぐなんて、ダサいし、痛いと思う。