経営者考

女性経営者の方々にお会いする機会があった。

 

まあ、女性経営者というとフェミニストたちがやいのやいのと騒ぎ立てるかもしれないが、フランス語と違い日本語には主語がなければ女性か男性かわからないのだから仕方ない。

また、日本語は主語抜きで喋っても通じるので、便利なんだか不便なんだか。

 

まあ、その場にいた経営者がみんな女性であったので、端的にその事実を名詞で示したいと思う。

 

閑話休題

 

彼女たちは15から20年とある業界を牽引し続ける方々なのだが、男性経営者と違い、楚々として奥床しく、優しげでたおやかな風情がある人々であった。

 

半分プライベートのような、舞台裏での邂逅だったので余計にそう感じたのかもしれないが

 

よくある押しの強い感じやギラギラした感じがなく(ないわけがないのだが、それを見せない手練手管が素晴らしく)

 

やはり余裕がある経営者は上品なんだなあと思う次第。

 

勿論、ここが押しどころですよ!や、ここが一番、あなたの出番ですよ!の部分では猛プッシュがあるのだが、

それにしてもエレガントな雰囲気やたおやかな雰囲気でその強さをふんわりとカバーしていて

 

なるほどこれがヤマトナデシコかと思った。

 

一部の経営者が手のひらで転がされるのもまあ仕方ないよなあと思った。

 

どうせ騙されるのならばこう言った人々に騙されたいものである。

 

まあ、世の中には名ばかり社長もいるし、女社長です!と名乗ってキラキラ起業家やロジカルにスピリチュアル!とブランディングしている人々もいるので、審美眼は磨いておきたいものだけれども。

 

社長だからすごい!!ではなく、社長として、会社や社会に与えた影響や実績がすごい!と言う部分が一つの指針になるかもしれない。

 

肩書きなんて所詮肩書きでしかないのだし。

 

直接会えば大抵の事は分かるけれども、個人的にはやたらと早すぎるレスポンス、選択肢を与えながらもこちらを急かすような経営者はほぼ100パーセント、その才能に欠けていると思う。

 

実際に会わなければわからないことも多いけれども、ブログやツイートをみればわかる事も多い。

と、言うか実際に上手くいっている経営者はあまりSNSをやっていない気がする。

 

たおやかでしなやかで強かな女性に騙されたい男性も世の中には多いようであるし、

女だてらに繁盛記!も悪くはないのだが、

騙された側がなんだかわからないけれども、仕方ないなあと上手く使われてしまうような事も悪くないよなと思った。

 

ま、世の中そんなものなのかもしれない。