才能と研鑽

まずはこちらをご覧下さい。

https://wezz-y.com/archives/65825

 

山田ノジルさんが素晴らしいエンタメに昇華してくださっております。ええじゃないか文化祭のレポ。

 

内輪ネタで盛り上がる文化はフジテレビ的な文化であり、フジテレビの現在の凋落ぶりを考えるに、この盛り上がり方はもう激しくダサい。80年代から90年代的な盛り上がり方である。正直昭和生まれ以外にはこの盛り上がり方はダサくてダサくてゾッとするらしい。

 

この事実一つでも、ええじゃないか文化祭のダサさ、というかマーケティング意識ゼロのセンスの無さが伺える。

 

キラキラハッピー教祖様、昔はもっと今っぽかったじゃないか!と思ってしまう。いや別に応援しているわけではないのだが、あんまりにも酷いので、つい。

 

センスがなあ〜…もうはしゃいだ痛いおばさんというか、若者に煙たがられる痛い30代そのものというか…。

 

見ていて痛々しく、あの舞台に毛布を持って駆け寄りたいとさえ思ってしまった。やめて、もう、十分頑張った!あなたは素敵よ!!だからもうやめて!!と私の中の良心が叫んでいるような気がした。

 

共感性羞恥が異常に働いてしまいそうになるのは彼女がカッコつけて気合いを入れて、

なんならゾーンに入って踊っているのにもかかわらずその情熱と思い込みに対してあまりにも完成度が低くく、

 

技術が無さすぎて、これを見るくらいならば無料のyoutube登美丘高校ダンス部を見てるわと思ってしまったからかも知れない。

 

登美丘高校ダンス部の補欠メンバーや新人さんでもこれより遥かに素晴らしいダンスをするだろう。

 

技術を研鑽するという事、プロ意識を持ちプロフェッショナルとして自らを磨き努力する事の素晴らしさを反面教師としと教えてくれているのかもしれない。

 

本人の思い込みとやる気が空回りしている様が辛くて仕方ない。

 

やる気と完成度の高さは必ずしも比例しないし、やりたいからやる、やりたくないからやらない、でお金を人様から頂戴するのは乞食と同じである。

 

ルンペンだって、大道芸人だって自分の芸を披露する為に研鑽するだろうから。

 

ピンクの脚本家の方には共感性羞恥が働かなかったのだが、それはおそらく彼女がキラキラハッピー教祖様を盲信しすぎていて、自分の恥部(音楽的センスやダンスのセンスの無さ)を開けっぴろげにしすぎていて、ドン引きしたからだろう。

ここまでくると、違う世界線に生きているのだと思う。

 

別に私は好きなものを好きに表現することをやめろ、とか、みっともない、とは思わない。どうぞご自由に、ご自愛くださいませ黒歴史にはご注意をと思う。

 

ただ、それで人様からお金を頂き、貴重な命のお時間を頂くのであれば話は別であると言っているのである。

 

プロフェッショナルを馬鹿にするような乞食行為はやめろ、プライドがないのかと問うているだけである。

 

まあ、信者様方もありがたがって賽銭奉納しているのだから、別にいいとも思うけれども。

 

ダンスや演劇の世界、ひいては芸術そのもののレベルを低下させる行為を黙ってみているのもなあと思っているだけ。

 

悔しかったら、研鑽しなさい。

適材適所で。

 

いつか一回りして素晴らしいものに見えてくることもあるのだろうか。

地方の鄙びた温泉街に残る昭和感がノスタルジックかつレトロに感じられるように。

 

まあ、その頃には痛々しい教祖様はもう教祖様ですら無いんだろうけれども。