タピオカ屋に見るブランド価値
タピオカ屋についてのコメントが話題になっていた。
「美味しいけどなんか厨房におじさん居てちょっと…割と…嫌だった…誰なんだろ、店長、、?せっかく内装とか可愛いのに…」
との事で。
めちゃくちゃ笑わせて頂いた。
丁度先日某タピオカ屋の社長と話す機会があったから余計に面白かった。
もしくはこのツイート、先日記した広告屋の仕業かも知れない。ツイート数も少ないしねぇ。
まあ、なるほどそれならうまい商売である。
それかどうかは知らないし、わからないが。
そうでなければ、失礼だと思うので、謝罪をしたい。違ったらごめんなさい。
タピオカ屋は渋谷原宿表参道をふらふらしていると3畳ほどの小さなテイクアウト中心の店舗が嫌というほど目に入る。
甘い飲み物があまり好きではない上に、無理してチビチビ飲んでいれば時間が経つとタピオカは固くなるので飲みにくくなるし、そもそもぬるくなるとより甘くなるしで、私とはあまり相性が良くないのだが、若い子たちが小さな店の前で並んでいる様を見ると可愛いなあ、そんなにいいものなのかしらんと思う。
自分の魅力を引き立てる小道具として良い感じなのか、見た目が可愛いからなのだろうか。
タピオカ屋はブランディングに成功した良い例だと思う。ブランディングに成功すれは、そのブランドに自然に引き寄せられるセグメントが必ずいる。
若者をターゲットにインスタ映え、可愛い、店ごとに見せる世界観が違う、意外と種類が多いなどコレクター精神を刺激するような作り、アジアンテイストでお洒落…。引き寄せられたセグメントに対してブランディングを細分化していく事により、更にバリエーションが増えていく。セグメントも、顧客も飽きない。
飽きられたとしても逃げ切り商売なので構わない。
まあ、うまくやっているよねぇと思う。
それに引き換え、最近のアメブロスピ教祖様方ときたらブランド価値の目減りが激しすぎる。
自分で自分のブランドにけちをつけるような事ばかりしていて、心配になるくらいだ。
タピオカ屋と同じようにたいして原価がかかっていないのだろうからこそ、ブランド価値については気を配らねばならないのに。
キラキラハッピー教祖様、本日渋谷のクラブでイベントなさるそうで。
小室哲哉がファミレスで打ち上げするのと同じような悲しさ侘しさが漂っている。
あと、結構渋谷好きなんだなあと思うのだが、渋谷を選ぶ時点でアラフォーに近いアラサーなんだなぁと年齢を感じてしまう。端的に言ってしまえば、場所選びからちょっとダサいよなあということ。
ブランド価値が下がり気味だし、センスが時代とズレている。
別に彼女が何をしようと、歌おうと踊ろうとあまり干渉するつもりは無いのだが、もう普通にOLしたり、主婦したり、パートや派遣をしたほうが良さそうな気がする。
だって、どんどん痛々しくなっているから。
スポットライトを浴びなくても良い人生は送ることができるし、身分不相応なスポットライトは身を焦がすだけ。
舞台の上に立っていると思っているのはあなた1人かも知れない。
客観的に自己を見る力を養っていこう。
マーケティングに必要なのは煽動する力ではなく、市場を冷静に見る力なのだから。