アメスピ界隈ビジネスと心理学

ツイッターをぶらぶらしていると様々な出会いがあるもので。

 

http://meisoubba.hatenablog.com

 

キラキラハッピー教祖様界隈についてある程度の情報のすり合わせができる方に出会えた。

 

こちらにも記しているのだが、

https://himahimakiku.hatenablog.com/entry/2019/01/11/173828

 

恐らくアメブロスピ界隈と情報商材界隈が切って切れない関係性があった事は、もう否定できないと思う。

 

また、アムウェイの影もやはり界隈にちらほら見えるので、情報弱者を対象とした何らかの搾取があったことは否めないだろう。

 

相変わらず薄気味悪い界隈だ。

 

情報商材ビジネスについて私は決して詳しく無いのだが、

ネットリテラシーが以前よりずっと発達した現在において、過渡期のような稼ぎ方は難しいだろうし、

未だにそこにしがみついているのは単なる白痴か、妄執だろうと思う。

 

情報商材ビジネスには詳しくないのだが、アメブロスピ界隈の稼ぎ方は何となく知っており、それの源流がここにあるのならば、パターンを示すことが出来ると思う。

 

要は、掴みの段階で無料、または安くかなり有益な情報や真実やセンセーショナルな情報を与えて、

感動とインパクトを与える。

 

それが、彼らの持ちうる最大の武器であり、価値ある情報なので、本来であれば、ここで弾切れ、情報は底をついている。

 

はずなのだが、いやいやまだ隠し球があるんですよ、もっと有意義で有益な情報があるんですよ、いい方法があるんですよ、とちらつかせ、値段設定が高いセミナーやらイベントやらに誘う、囲いこむ

 

というパターンがあると思う。

 

経済学者のダン・アリエリーは人は、自分がほんとうに求めているものではなくても、無料となると不合理にも飛びつきたくなると言っている。

 

大抵のものにはよい面と悪い面があるのだが、何かが無料になると、私達は悪い面を忘れさり、無料であることに感動し、提供されているものを実際よりずっと価値あるものと感じてしまうそうだ。

 

また、心理学に返報性の原理というものもある。

 

通常の感覚を持った人であれば、いつも良くしてくれる人には何らかのお礼をしたいと考えるものだ。

情報が充実していて無料、もしくは格安なのが申し訳ないなあ、と思い、また、非常に相手を信頼している時にイベントのお誘いが来るわけで、

 

さらに、人間には「高い物=良い物」と考えるヴェブレン効果という心理があるのだから、たまったものではない。 

 

情報リテラシーが低い情報弱者はあっさり騙される事だろう。

 

つまりよくよく人間の心理を巧みについてくるようなビジネスモデルだといえよう。

 

1.無料で飛びつかせ、感動させる。

2.無料、格安によって返報性の心理が働いているタイミングでのセミナーやイベントのお誘い

3.ヴェブレン効果も働いて、実際よりも価値あるイベントに見える

 

こうして記していると騙される方も悪いと言う人も出てくるかもしれないが、

 

人間弱っている時には判断が鈍る事だってあるし、

ただでさえもスピリチュアル界隈には救いを求めている人々が多いのだから、

 

どう考えても、騙す方が悪い。

 

明らかに弱っている人間から搾り取ろう、掠めとろうとする悪意を感じると、私は思う。

 

スピリチュアルに救いを求める弱さは確かに現実逃避の向きがあり、

褒められたものではないかもしれないが、

それらを通して現実とまた向き合い頑張れるのであればそれは一つの手段として認められるべきだし、

 

人間なんて弱々しい葦にしか過ぎないのだから、いつだって強く根を張って、地に足つけて大地を踏みしめて生きていけなどとはとてもではないが言えないだろう。そんなものは古代のスパルタだけで十分である。もしくはガチスピリチュアルかな。

 

まあ、そういった弱々しい人々から最後の希望や僅かばかりの金銭を奪おうとするビジネスモデルは、やはりどう考えても、良くないだろう。

 

だから、騙された自分が悪いなどと必要以上に自責の念に駆られる必要はない。

 

それよりは、自分の弱さを受け入れて、それでもサバイブしていく覚悟を決めて欲しい。

 

ああ、私はあの時弱っていたんだな、でも気がつけたと言う事は少しずつ心の体力が戻ってきたのだな、と、認めて欲しい。

 

騙された事が悪いのではない。もし、どうしても悪者が欲しいのならば、

 

運と、タイミングと、騙される弱さを抱えたまま自分から逃げたのが悪いのだ、と、伝えたいと私は思う。

 

何せ相手は百戦錬磨の手練れでプロなのだし。

 

情報リテラシーを身につけることって大切だよね、と言う話である。